前回は私が就活で失敗した要因を「就活で失敗する方法10選」としてかなりふざけて紹介したが、今回は真面目にお送りしたい。
前回の記事はこちら↓↓↓↓↓
猫をかぶって就活したら、普通にコケた ~就活で失敗する方法10選~
以前挙げた10項目をより深堀りし、なぜそんな行動を取ってしまったのか、どうすれば良かったのかなどを現在社会人の私が分析して書いていく。
前作は面白さに全振りしていたが、今回はお役立ち路線で行こうと思うので期待して読んでいただきたい。
私のスペックについては前回の記事に記載があるので今回は割愛する。
それでは 、就活で失敗した原因10選を改めてご紹介しよう。
就活失敗した要因10選
①就活を始めるのが遅かった
これに関しては決定的な要因というよりも、細かな要因のうちの一つだと思う。エントリーに追われて、就活における準備、対策時間を捻出できなかったのだ。
私が就活を始めたのは大学3年の3月。コロナ以降就活の開始時期が前倒しになっていたから他の就活生よりもスタートが遅かった。インターンはもちろん参加していない。
インターンに参加できなかった、早期選考に応募できなかった、という後悔よりもSPI対策や自己分析などの準備時間を取れなかった後悔のほうが強い。他の学生はもう動いている焦りもあって、早速応募する方向に走ってしまった。
就活はエントリーすることからではなく情報収集をすることから始めた方がいい。私の友人で、大学4年の8月になって初めて就活を始め、1か月くらいで内定をもらっている人がいた。
その友人は大学のキャリアセンターの情報を中心にリサーチし、学内での企業説明会に積極的に参加していた。そういった説明会の参加企業は、”この大学から学生を採用したい”という熱量が強いため、内定をもらいやすい。彼は確か1か月で就活を終えた。
このような情報収集ができていれば、もう少し自分に合った方法で体を酷使することなく就活を終えられていたと思う。
②SPIをほとんどやらなかった
これも時間不足が要因に絡んでいる。テストよりも面接の方が不安だったため、面接対策に時間を割いてSPIの学習時間を取ることができなかった。そして単純にやる気がなかった。言語は得意だったので舐めてかかっていたし、数学をやらないために文系に進学したので数学はからっきしだった。
時間がない+多少はできる(言語)+苦手科目(非言語・数学)=やらない!! だった。
私の場合は総エントリー中、面接に進んだ企業よりもエントリー段階で落ちる企業の方が多かった。履歴書が通過すれば次にSPI受験に進む選考フローの企業も含めているが、SPI対策と自分の点数のレベル感の把握ができていればもう少し選考に生き残れたかもしれない。
③性格診断を正直にやりすぎた
これはSPIと合わせて失敗要因かもしれないという憶測になる。企業がどういった基準で採点、判断しているかが見えないからだ。
SNSやWEB記事でよく、性格診断で”芸術に心を動かされることが多い”や”期日を守れないことが多い”の項目を選んでいると落とされるという噂話を目にする。私はかなりの企業数エントリーしたのでどの企業のどのタイプの性格診断にどう答えたかは覚えていない。基本的に選考が進まず迷走していたので少し猫被ったところもあるし馬鹿正直に答えたところもある。
その中でも会社独自のテストを設けている企業の選考通過率が体感では高かったので、もしかしたら影響しているかも?と考えるようになった。
これに関してはソースがないのであまり参考にならないかもしれない。
某日本〇信〇話グループ系列の企業選考によく見られたが、
特に
”☻”
が登場する図形並べ替え形式のテストが大っ嫌いだった。企業で働く自分をイメージして表現しなさい みたいなお題だったと記憶している。
これもSNSで目にした不確かな話だが、にこちゃん中心に、あるいは顔として人型にし、上向きの矢印やハートなどのプラスイメージのものを使った方がいいらしい。
あんなのどこに判断基準置くんだよ、図形並べ替えなんて個性出したくなるだろうが、ピカソになっちゃいけないのかよ。にこちゃんをそのまま顔にしたらつまんねえだろうが。
根拠と判断基準が検証できない評価はくそだ。まさか人事が図形の形をちらっと見て、
「ああ、この学生はにこちゃんマークを逆さに使っているから協調性が無さそうだね、不採用!」
なんて主観で判断していないよな、といつも思っていた。これについては判断基準を説明してほしい。
④人に頼れず、一人で就活した
これも失敗要因として強いと思う。エントリーシートや面接対策など、他人からのフィードバックを貰わずに就活をしていた。
履歴書や就活軸など、他人から評価されるものをAIに添削してもらっていた。まず一人でやってみて、上手くいかなそうなら人の力を借りようと思っていた。今考えれば何をやっているんだと自分でも思うが、幼少期から他人に頼ってはいけない、自分で解決しなければならないという強迫観念が変に強かった。仕事でもそれが災いしやすいため、最近は意図的に他人の意見を仰ぐようにしている。
先輩や友人、大学のキャリアセンターや就活エージェントなど、意外と頼ってもいい人は多いので私と同じように不本意に自立しすぎている人は意図して他人に頼ってみてもいいだろう。
人は意外と助けてくれる。
⑤エージェントの話を鵜吞みにした
これもかなり強い要因の一つだ。
私が新卒就活で使ったエージェントは
- ベンチャー企業のエージェント
- 大手業界特化型
- 大手新卒向け
の三つだった。一つずつレビューしていく。
ベンチャー企業のエージェント
また使いたいとは思わない。
無名なベンチャーで人材業界の企業だった。就活始めたての頃に、ベンチャー企業の選考途中でその会社のエージェントとやり取りをするようになり、自己分析が不十分な中で面談をしていた。”こんな仕事に興味がある”や”こんな働き方をしたい”が日によって変わる状態で、一番最初に話したエージェントに興味がある、程度で話した業界に絞った就活をすることになってしまった。
企業の紹介が先行気味なエージェントだった。判断力がない自分にも責任があるが、正直だいぶ振り回されてしまった。
大手業界特化型エージェント
ここは普通に良かったと思う。
就活中盤で業界特化型のエージェントを利用した。広告でもよく目にする大手企業のエージェントだ。
私はその業界に絶対に就職したい!というわけではなかったので紹介企業の選考に熱量は入らなかったが、業界を完全に絞っている人にはおすすめしたい。
選考のフローごとに手助けしてくれるし、面接対策では企業の選考基準まで教えてくれる。通過率も高く、私がメンブレしてリタイヤしなければあのまま内定を取れていたかもという企業もあった。
業界を定めている人は使う価値があると思う。
大手新卒向けエージェント
ここのエージェントの方は本当に助けられた。素直に使ってよかった。
どこにも内定をもらえずに夏に差し掛かり、焦っていたタイミングで登録した。
エージェントには最初の面談で就活軸のブレブレ具合を見抜かれ、初回1時間の面談後すぐに次回の面談枠を確保してくれた。課題が出され、次回面談までにワークシートに自分の中で大切にしていることや苦手なことなどを記入するよう伝えられた。
2回目の面談では、それをもとにヒアリングされ、就活軸を2つ決めることができた。紹介企業ではないが、この軸を面接で話し、現在の会社への入社が決まった。できることなら一番最初に会いたかった。
名前は違うが、この企業は中途向けでもサービス展開があるらしいので転職時には利用を検討すると思う。
新卒就活でのエージェントの話は以上だが、ベンチャー企業のエージェントについて補足しておきたい。
番外編 転職エージェント
ベンチャーのエージェントに悪い印象を持ってしまう人がいるかもしれないが、頼れるエージェントも存在する。
今の仕事を本気でやめようと思い、面談をしたベンチャー企業の転職エージェントはとてもいい人だった。第二新卒での就活の相場、肌感、どんなスキルが強いかなど20分たくさん質問をしたがすべて丁寧に答えてくれた。次に向いているのはどんな仕事かわからないと話すと、時間をかけて自己分析も手伝ってくれた。さすがはYouTubeで就活の情報発信をしている企業だと思った。
職歴のためにもう少し続ける判断をしたが、無理に企業を紹介せずに必要な時が来たらまた、のスタンスでさっと引いてくれたのでありがたかった。転職はまだしないと決めた後もLINEでの質問はウェルカムなのが助かった。もし転職をするならまた面談を申し込むつもりだ。
エージェントの能力は本当にピンキリだ。大手やベンチャー関係なく、エージェント一人一人の能力をジャッジすることが大切だと思う。
⑥面接で猫をかぶった
これも憶測になる。
まず面接まで進んだ企業が少なかったのだが、数少ない面接もかなり猫をかぶって話した。私は基本むすっとしているので表情から意識し、根っからのいいひと、善人、真っ直ぐな人として振舞った。一社それで最終面接まで進んだのでこれが正解なのだと思い込んでいたのだ。
私は初対面の人の前では良く思われようと変に明るくふるまってしまう悪い癖がある。それが裏目に出ような気がしている。
今思えばこれも情報収集が不足していたから起きたことだ。後から知ったのだが、企業は社交的で明るい人間ばかり求めているのではない。真っすぐで行動力があるまとめ役だけを採用してもコミュニティは成り立たないのだ。根暗で、まとめ役ができなくてもコツコツと仕事ができる人間。人を頼れなくても探求心を絶やさず問題解決に向き合える人間。こうしたニーズもあるのだ。
良い人を演じないと評価されないと考えて、本来の自分と全く違う姿を見せていた。一番最初に通過した面接の通知メールに、人事からのメッセージが書かれていた。
上京を機に自己改変された経験を聞き、面接からもその成果を実感しました。志望理由からも当社の企業理念と近いものを感じました。頑張ってください。
就活で使っていたアドレスがもうないので、記憶が間違っていなければこんな感じのことが書かれていたと思う。この企業は最終面接で選ばれなかったのだが、やっと認められたと嬉しくなったのを覚えている。
その時の人事の人には元々が極度の人見知りなこと、上京して一人で生きるにあたってこのままではいけないと積極的に人と関わるようになったこと、地方から出てきて首都圏との格差を実感したので不平等を改善したいことを話した。
今考えてみれば、この時の面接は自分の本来の姿に近しかった。最初こそへらへらしていたが、話した内容は概ね本心だった。演技なんてしなくても性格はそのまま、志望動機だけお金が欲しいから、なんて嘘を言わないようにしていればそれで良かった。
⑦ガクチカを盛った
⑦と重なるところがある。バイトで元々あった仕組みを自分が作ったかのように話した。深堀されたときにボロが出るのだ。
どうしてそれをやってみようと思ったのか?作業時間はどのように捻出したのか?どう説得したのか?このあたりの質問は内心とても焦っていた。実際に作るところを見たわけではなかったのでリアリティが足りなかったのかもしれない。岸辺露伴も言ってたし。
ガクチカも自分をよく見せよう、実績がないといけない、という猫被り意識があった。もし今から新卒就活をやり直せるなら人の力を借りて、自分が頑張った経験が本当に無いのかどうか分析したい。
⑧自己分析を適当に済ませた
これはほぼ決定的な失敗要因だと思っている。自分がどんな人間か、何に向いているのかがはっきりしていると、企業選びや自己PRを考える、面接で話すことを考えるなどの就活のありとあらゆるフェーズでかなりの労力と時間を短縮できる。
実際私もエージェントに力を借りて就活軸を決めてから企業選びも面接も楽になり、内定にも結び付いた。就活を始める頃の私は、
「自分に向いている仕事などない」と本気で思っていた。
家事手伝いで使えねえと小言を言われた記憶や、適職診断でクリエイティブな仕事だなんて無責任な診断結果ばかり受け取ってきた記憶達に捕らわれていた。
自己分析は自分の長所を無理やり引っ張り出すものではなかった。
- こういう状況で疲れやすい
- こういうことなら意外と苦にならない
- こういう環境では自分らしく動ける
そんな、自分の向き不向きを知ることも自己分析だった。
内定をもらうためではなく、入社後に長く働くために自分の性質を理解し、合った企業を選ぶということは、未来の自分が苦しまないための防衛手段なのだ。
このことに早く気付きたかったと本気で後悔している。
⑨面接対策をほぼしなかった
面接対策もほとんどしなかった。
「面接なんて、その場で質問されたことに答えればいいでしょ」そう思っていた。
面接というと、似たような格好の学生が横並びで並べられ、「自己紹介をお願いします。」と言われれば、文脈で聞いてもいない自己PRを話さなければ志望度が低い、やる気がないと判断される。
バイト先の仕事ができない有名私大野球部の先輩が就活で無双する。
実際に入社する意思もないのに「御社が第一志望です。」などど口走って、優秀な学生だけがゲーム感覚で内定を得、本当に入社意思のある学生の内定枠を奪っていく。内定をジムバッジのように集めて一つ以外切り捨てるくせに、いつまでもバッジケースの跡を誇らしげに見せびらかす。お前ら人間じゃねえ
私の中では面接はこんな理不尽でくだらない世界だった。真面目にやってられるか、と思った。今もそう思う。
口から出まかせを並べるのは得意であったし、年上に物怖じすることもあまりないので大丈夫だろうと思っていた。
面接対策でダメな自分を直視する方が自信を無くして話せなくなると思っていた。特に就活終盤はメンタルが終わっていたのでわざわざ人のダメ出しをくらいに赴く気力が無くなっていた。
普通に落ちまくった。
その時は本気で理由がわからなかった。
今思うに、これも自己分析不足が要因の一つとして絡んでいる。志望動機や業界を知ったきっかけなど聞かれても、熱意のない企業にはうまく返答できなかった。最初から自分に合う企業を選択できていないから。
更に、面接では受け答えができるかどうかだけでなく、これまでの経験や考えをどのようにして伝えるか、企業の質問にどう結び付けるかなどの準備が致命的に不足していたように思う。
単純に練習不足だった。
⑩とりあえず数を打てば当たると思っていた
特に序盤はそうだった。数をこなせば自ずと経験が積めると信じていた。
一日に二、三件Web説明会を受けることは珍しくなかった。「私は人よりもできないから人よりも受けよう」とう発想で、完全に努力の方向性を誤っていた。
キャパシティに不釣り合いなことをして体調を崩し、時間を浪費した。
一つ一つの選考が流れ作業化し、なぜ落ちたのかを振り返ることなく、また別の企業に応募する。
次の企業も、企業分析などする暇がないので面接に進んでも適当に済ませ、お祈りメールが来る。
また説明会、エントリーシートコピペ、エントリー、落ちる、説明会、エントリー、、、
キャパシティに不釣り合いなことをして体調を崩し、大学生活最後の貴重な時間を浪費した。
人よりできないのであれば、数ではなく企業選びから対策までの質で勝負するべきだった。
終わりに
いかがだっただろうか。こうして見るとあまりに悲惨で恥ずかしくなった。
真面目に原因を分析してみると失敗して当然だ。行動が支離滅裂なのだから。
就活をしている、これからするという方々は私を反面教師にして、私の代わりに自分に合った未来を見つけてほしい。それなら私は失敗した甲斐があったと言える。メンタルも報われるだろう。
これはとても個人的なことだが、仲の良い友人が現在体調を崩している。就活が原因とは断言できないが大学を休学し、療養中だ。とても心配だが、会いたいというと負担になりそうなのでたまに当たり障りのない連絡をするに留めている。
無理をして体調を崩してしまっては周囲の友人や家族としても心配だ。本当に苦しいときは一度体調を優先してほしい。仮に、体調を崩したまま入社できても業務への支障や体調不良の悪化が避けられない。
できる範囲でいい。皆さんの幸福と健闘を祈る。


コメント